LS-150『わたしだけの王子様~夢見るシンデレラたち』ジェーン・エリオット・ピカート

いつか王子様と結婚するのがマギーの幼いころからの夢だった。Photo_3
だが、現実は平凡なできごとの繰り返しだ。
今は看護婦として働く彼女のもとに、ある大晦日の晩、
けがをした男性が運び込まれてきた。
そのハンサムな容貌、高貴な雰囲気に心を奪われたマギーは、
意識を失っている彼の唇に思わずキスしてしまう。
やがて目を覚ました男性の言葉に、彼女は耳を疑った。
「僕はデブン・レノー。ウィルシャー島の王子だ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いやいや、デブンのロマンティックぶりにメロメロ~heart04
いいですねぇ。

小さいころから伝統のように「王子様と結婚する」と誕生日の願い事をし続けてきたマギーの目の前に、本物の王子が現れる・・・とかわいいお話。
もちろん、マギーは現実には本物の王子が現れるわけないと思っているので、「王子様のような魅力をもった男性」を夢見ているわけですけど。
デブンが「自分は王子だ」といったって、そりゃ信じないわけで。。。
そんなマギーにひと目惚れしたデブンが1週間という限られた時間で、
どうにかしてマギーの心を手に入れ、結婚しようと一生懸命にアプローチする姿がいい。
二人でスーパーマーケットにいくシーンが特に好きでした。


満足度:heart01heart01heart01

| | トラックバック (0)

LS-150『公爵に片思い~王家の恋プロローグ・夢見るシンデレラたち』リンダ・ターナー

王宮付の庭師の娘セリーナは、一夜だけPhoto_2
親友のアンナ王女のドレスを借り、舞踏会に出席した。
豪華絢爛さにとまどうばかりだったが、憧れのハリントン侯爵に
ダンスを申し込まれ、誘われるがまま夢心地で夜をともにする。
でも・・・・・彼とは住む世界があまりに違いすぎる。
借り物のドレスをまとった私を、彼は令嬢と勘違いしているだけ。
そう悟ったセリーナは翌朝公爵の前から姿を消すが、
一夜の情熱の証はしっかりとその身にやどっていた・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なんと9か月ぶりの更新です。coldsweats01
ここのところは新しい本は買わずに、ずっと昔読みおわった本を再読してました。
ほとんど内容を覚えていなかったので、なんだか得した気分good

さて、感想です。

たった一夜の出来事で子供をやどしたにもかかわらず、
愛が基にない結婚はしたくなくて、「結婚するべきだ」と迫ってくるレイフのプロポーズをしりぞけるセリーナ。
レイフがもっと早くセリーナへの愛を認めてくれたら、話はもっとスムーズなのに~と思いながら読んでいました。
ま、なかなかうまくいかないからハーレなんですけどね。
でも、レイフのロマンティックなアプローチはセリーナでなくてもメロメロですねぇ。
それと、親友のアンナ王女のGoodwork!
シリーズではアンナ王女のロマンスもあるはずなので、楽しみです。
やっぱりロイヤルものはいいなぁhappy01heart04

満足度:heart01heart01heart01

| | コメント (0)

『シュークリームは覗いている』ジョアン・フルーク

母ドロレスの出版記念パーティに着るドレスが入らなくなり、332279
ダイエットのためにしかたなくジム通いを始めたハンナ。
そこでインストラクターとして働くロニは
ウィネトカ郡一の浮気娘。未婚既婚問わず
男性をつぎつぎ誘惑する彼女に
町の女性たちは気が気じゃない様子。
彼女がマイクと同じアパートを借りたときいて
ハンナも心穏やかではいられない。
が、そのロニが何者かに殺された!
死体の第一発見者はまたしてもハンナ。
さらに、こともあろうか義弟に末妹の恋人、マイクまでもが容疑者に。
捜査から外された彼らはハンナに捜査の代行を依頼、
家族とノーマンの助けを借りて犯人捜しをはじめるが・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私の大好きなコージー・ミステリー『お菓子探偵ハンナシリーズ』の11作目です。
このブログで紹介するのは初めてですね。
ちょっと最初にこのシリーズをご紹介。
ヒロインのハンナはミネソタ州レイク・エデンで『クッキー・ジャー』を経営。
おいしいクッキー&スイーツを焼くことと、
なぜか行く先々で死体を発見してしまうのが特技(笑)
殺人現場にはいつもハンナのお菓子があり、ついつい犯人探しをしてしまいます。
非公式ながらも町中公認?の探偵。
おいしいクッキーのせいなのか、ハンナのところには情報が集まってきます。
今ではハンナだけでなく、妹たちや母親、ボーイフレンド、共同経営者まで協力し、
チームのようになっています。
ハンナには素敵なボーイフレンドが二人。歯科医師のノーマンと刑事のマイク。
二人ともハンナにプロポーズ済みですが、ハンナには決めきれず保留状態。
わたし的にはハンサムだけど、KYなマイクより、
ハンナのことをわかってくれて、気配り上手はノーマンが好きですね。

魅力的な登場人物たちもこの作品のいいところですが、
わたしがはまってしまったのが、ハンナのクッキーやいろんなスイーツ、
料理のレシピが物語の途中にしっかり入っているところ。
読みながら「このクッキー、食べたーいhappy02sign01
と思った次のページにレシピがのっているので、うれしくなってしまいます。
まだ作ったのは1つだけですけどね・・・bleah

さて、やっと11冊目の感想です。
レイク・エデンの全女性の敵だったロニ。
男性には人気がありましたが、それも問題。
容疑者もいろいろ出てきて、しかもマイクと妹アンドリアの夫、妹ミシェルの恋人までが
容疑者の中に入ってしまい、大変なことに。
保安官事務所内のフィットネス・インストラクターでもあったロニのおかげで
捜査を外された捜査員たちが、ハンナを自分の指示通りに動かして捜査させようと、
ハンナの邪魔ばかりするので、ハンナは疲労困憊。

途中「ぜったいこいつが犯人だわ!」という人がいたのですが、
見事に予想が外れてしまいました。coldsweats01
犯人探しについては、いつものことながら見事なチームワーク。
ハンナとノーマンのお母さん’sもかわいい。
娘たちは頭痛いだろうけど。
そしてノーマンのポイント大幅UPupsign01
対するマイクはアウトーーーーーsign03down
まったくダメです、マイクは!!
ハンナの気持ちをまるっきりわかっちゃいない。
パッと見、ハンサムでキスが上手で「ハーレクイン俺様ヒーロータイプ」なんですけど、
自分が一番って人だし、ハンナのことをちっとも気遣ってやれないし、
それに、調子いいこと言ってんじゃないわよーーって感じでした。
それに比べてノーマンの素敵なことheart04
決してハンサムタイプではないかもしれないし、
「いいお友達でいましょ」と言われてしまいそうなタイプのノーマンですが、
ハンナへの愛をきちんと態度で示せるところがほんとイイです。
疲れているハンナを思いやって、世話をしてあげるシーンなんか
ノーマンの愛を感じられてジーンとしてしまいました。
早くノーマンとくっついちゃえばいいのにーー。
ラストも、「さすがノーマン!」と思わせてくれる展開で閉められます。

もうアメリカではさらに12作13作目まで出版されているようです。
1年に1冊ペースでの出版ですが、
いつも「はやく次が読みたーーーい」と思わせてくれる作品です。
今回のシュークリームも作ってみなくちゃ!


満足度:heart01heart01heart01heart01

| | トラックバック (0)

MIRA文庫(HTP-33)『イヴが眠りにつくまで~光と闇の覇者』ビバリー・バートン

超能力を持つ一族同士として対立してきたレイントリーとアンサラ。Mrb_mrb409_l
にもかかわらずユダ・アンサラは7年前、
マーシー・レイントリーと一夜をともにした。
一緒に過ごしたのは束の間だったが、
ユダの血は熱くたぎり、何度も求めずにはいられなかった。
しかしユダにとってマーシーは、いずれ滅ぼすべき一族の王女。
今、ユダはアンサラの王となり、
マーシーと再会しようとしていた――彼女を自らの手で葬るために。
だが、このときユダはまだ知らなかった。
父の訪れを心待ちにする6歳の娘、
二人の間にできた運命の子、イヴの存在を……。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ダンテとギデオンの妹で、安息の地の守護者マーシーが今回のヒロイン。
そしてヒーローは敵対しているアンサラの一族の長ドラニールのユダ。
ある意味ロミオとジュリエットですね。

コミックを読んだときには二人が7年前に出会った時の様子が
詳しくは描かれていなかったのでわからなかったのですが(原作中も詳細はないけど)、
ユダって、マーシーの正体を知っていて近づいていたんですねぇ。
なんか、それってずるいなぁ、と思ってしまいました。
まあ、そんなこと思ってもしようがないのですけど。
マーシーを弄んだ感が強くなってしまいました。
でも、マーシーを敵とみなしつつも、
本当は心の中からマーシーの存在を消しきれないユダ。
二人の娘イヴの存在が、より事態をややこしくしてしまう。
マーシーのユダに対する不安、イヴに対する不安がよくわかってしまって、
とても切なくなりました。
コミックを先に読んでいたので、結末はわかってはいたのですが、
ハラハラしながら読み進めていきました。
ラストシーンはイヴが凄すぎて、ちょっと笑える。
冷静にみてみると、結構強引な結末なような気もする。coldsweats01
まぁ、こういうもんでしょう。
この先、この一族の行く末をのぞいてみたい、そんな気がしました。


満足度:heart01heart01heart01heart01

|

MIR文庫(HTP-32)『安息の地へふたたび~光と闇の覇者』リンダ・ウィンステッド・ジョーンズ

その刑事の捜査方法は、実に奇妙なものだった。Mrb_mrb405_l
殺害現場で遺体のそばにうずくまり、
まるで死者に語りかけるようにつぶやいている。
ホープはその新しい同僚、ギデオン・レイントリーを
少し離れて見つめていた。高級なスーツに身を包み、
刑事には見えない雰囲気をたたえているが、
高い検挙率を誇る優秀な人物だ。
まさか犯罪組織とかかわって情報を得ているのでは? 
ホープは思いきって彼に疑問をぶつけた。
するとギデオンはこう答えた――僕は死者と話せる、と。
初めは冗談だと思ったホープだが、
やがて信じられない出来事が……。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回は前作『ホテル・インフェルノ』のダンテの弟ギデオンがヒーローです。
前作とは違い、ヒロインは超常現象なんて全く信じない現実主義者の刑事ホープ。
死者と話せる能力ゆえに、高い検挙率の刑事ギデオン。
そんなギデオンとパートナーを組むことになったくせに、
ギデオンを「犯罪組織とつながっているのでは?」と考えてしまうホープが
最初はちょっと嫌でした。
しかし、ギデオンと組んで仕事をしていくうちに、彼のことを理解し、
彼の特殊な能力、そして不思議な現象まで受け入れていきます。
ホープのお母さんがかわいかったなぁ。
あと、ギデオンの電気をあやつる能力ゆえに、
最新家電が使えないsweat02という弱点になんだか笑ってしまいました。
ホープの車も壊しちゃうしね・・・coldsweats01

死者を日常的に接するがゆえに、自分は子供を持たないという
ギデオンの悲痛な声に切なくなりました。
コミックでもそのシーンが心に残っています。
そんなギデオンをホープは娘エマと一緒に
希望ある未来へと導き支えていくんだろうなーと思いました。


満足度:heart01heart01heart01

|

MIRA文庫(HTP-32)『ホテル・インフェルノ~光と闇の覇者』リンダ・ハワード

「きみには予知能力があるようだな」Mrb_mrb400_l
カジノ・ホテルの経営者はオフィスに連行されたローナに言った。
ローナは数字を先読みできる生来の能力を使い、
カジノを渡り歩いて生活費を稼ぐ身の上だった。
不正を働いてはいないが、今回は儲けすぎたかもしれない。
それにしてもダンテというこの男は、
いったいどういう人物なのだろう。
即座に彼女の能力を見抜き、得体の知れないパワーで
心の内を探ってくる。
ローナは逃げ出したい思いに駆られながら
必死に心をガードした。
彼が卓越した超能力を持つレイントリー一族の長だとも知らずに。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

藤田和子さんによるコミック化と連動企画で、MIRA文庫で再販されたのを購入。
ずっと読もうと思いながら積読していました。
先にコミックを読んでいたので、素敵な絵を頭の中で思い浮かべながら
読んでいました。happy01 
最初に藤田さんの描かれたヒーロー・ダンテのイラストを見たとき、
「きゃ~~~、なんて素敵ィ~~heart04 セクシーだわぁ~heart02」と
思わず目がハートlovelyになってしまいました。

シリーズの1冊目ということで、背景を説明する部分もあるのですが、
ダンテの俺様な感じがいいです。
でもある疑念を確かめるために、理由もいわずにローナの服を
ひんむくところはいただけませんでしたが・・・。
そしてわけがわからぬままダンテたちレイントリーとアンサラの戦いに
巻き込まれたローナが、ダンテに負けじと張り合おうとするところも
かわいかったです。
前半はほとんどダンテにマインドコントロールされっぱなしで
気の毒でしたねぇ。
ダンテに対するローナなりの仕返しの仕方もかわいいもんです。

この作品ではダンテとローナが結ばれるものの、
結末は最終巻へ持ち越すということで、ちょっと消化不良気味になってしまいます。
これから読まれる方は3冊一気に読むことをお勧めします。
3冊とももう読んだのですが、すべてが同時進行のお話。
レイントリーのパワーが高まる夏至までの1週間のお話でした。


満足度:heart01heart01heart01

|

R-2372『大富豪の醜聞』サラ・モーガン

シャンタルはうっとりと舞踏会の夜を思い返した。Photo
ハンサムな男性に声をかけられ、情熱的なタンゴを踊って……。
だがシャンタルは他人のチケットを使って忍び込んでいた身。
嘘が暴かれそうになって逃げ帰るしかなかった。
その男性がギリシアの大富豪アンゲロスだと知ってからは、
いっそう自分がみじめになった。おとぎばなしは終わったのだ。
だから目の前で車が急停車し、彼が現れたときには驚いた。
それもひどく怒って。私を違う誰かと勘違いしているみたいに。
ああ、きっとチケットの本当の持ち主と間違えているんだわ。
ふいに彼女の唇に、アンゲロスの怒りのこもった唇が重ねられた!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しばらく前に、雑誌の付録についていたものでした。
雑誌にはコミック化されたものが掲載されていて、
それも面白かったのですが、小説のほうは休みの日に一気読みしてしまうほど。
ほんとにおもしろかったです。
久々に一気読みしたなぁ。。。
ギリシア系大富豪のアンゲロスの横暴さにうっとりし、
それに負けないシャンタルの芯の強さに感心させられました。
シャンタルが思っていたような女性じゃなかったとわかった後の
アンゲロスの強引な誘惑もいいですねぇ。
その生い立ちゆえに、アンゲロスのお金を受け取れないと頑固に拒否するシャンタル。
最後の最後にシャンタルのその信念の理由を知ったアンゲロスが
シャンタルと一緒にいるためにとった行動も素敵でした。


満足度:heart01heart01heart01

|

I-2062『恋のプリンセス~王宮の恋人たち Ⅱ』レベッカ・ウインターズ

カステルマーレ公国王女レジーナにはPhoto_4
少女のころから思いを寄せる男性がいた。
宮殿専属の庭師の息子で、今は獣医となったディゾだ。
ディゾは厳格な階級意識に縛られた父の言いつけに従い、
レジーナとの距離を慎重に保っている。
しかし、レジーナは自分の気持ちを抑えられなかった。
ペドロサ国王ニコラスとの婚礼が迫った今、
彼女は一大決心をした。
ディゾが滞在するサルディニアに行こう。
誰にもじゃまされず、彼と一夜を過ごすために。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

I-2053『恋のプリンセス』のルッカの妹、王女レジーナのお話です。

なんかまどろっこしい二人でしたね。
お互いに言っていることが、素直に通じていない、という感じ。
「好きだ」と言っていると思うんですけど、それがそのままでは伝わっていなくって、
変に誤解して、お互い傷つけあって、ぐちゃぐちゃにしている、そんな感じでした。
「もうちょっと相手の言葉に素直に耳を傾けてもいいんじゃない?」と
思わず思ってしまうほど。
「なんでこんなにすれ違ってしまうのかな~」と首をかしげてしまいました。
レジーナもディオも好きなんですけど、
このまどろっこしさはあまりいただけないなぁ。


満足度:heart01heart01

| | コメント (0) | トラックバック (0)

I-2053『突然のプリンセス~王宮の恋人たち Ⅰ』レベッカ・ウインターズ

アレクサンドラはせっぱつまっていた。Photo_2
ハリウッド女優だった母が莫大な借金を残して亡くなり、
返済するには母が遺したダイヤモンドを処分するしかない。
ニューヨークの高級宝飾店に引き取ってもらおうと出向いた彼女は
ダイヤモンドはすべて模造品だという鑑定士の言葉に呆然とした。
そんなことはありえないわ! 食ってかかるアレクサンドラの前に
その一部始終を監視カメラで見ていた店のオーナーが現れた。
君の問題を解決する方法がある、とオーナーは言い、
自分の素性を明かした――カステルマーレ公国の皇太子ルッカだと。
そして、ルッカはアレクサンドラに驚くべき解決法をもちかける。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ひさしぶりのロイヤルものでした。

母の自殺、莫大な借金・・・という人生のどん底から、
あれよあれよという間に皇太子ルッカとの結婚へと突き進んでいくさまが面白い。
天涯孤独かと思っていたのに、ルッカのおかげで親族がいることも自分の血統も明らかになり、戸惑っているアレクサンドラが時に気の毒になったり、うらやましくなったり・・・。
何よりも、ルッカの甘いささやきに、私もぼぉ~っとなってしまいそうでした。
ルッカには秘密の恋人がいるのだと思い込んでいるアレクサンドラが少し気の毒でした。
もっと早くアレクサンドラに事情を伝えてよ~~と思ったりもしたのですが、
ルッカの誠実さがそこにもでているのかもしれないですね。

満足度:heart01heart01heart01

| | コメント (0) | トラックバック (0)

MIRA文庫『愛を想う王女~ロスト・プリンセス・トリロジー Ⅲ』クリスティーナ・ドット

Photo 革命を逃れ、祖国ボーモンターニュを離れて10年。
王位を継ぐべき第一王女ソーチャはスコットランドの孤島に身をひそめていた。
王家からの便りは来ず、妹二人の行方も知れない。
悲嘆に暮れていたある日、島にアルノーという漁師が流れ着いた。
ソーチャは無骨な彼にいらいらする半面、不思議と好意も覚えた。
その翌日、彼女の部屋に火が放たれた。
身の危険を感じたソーチャは自力で帰国しようと決意し、
体の大きなアルノーに護衛を頼む――
片目を布で覆った彼が、実は姿を偽った隣国の王子、
死んだはずの許婚だとは気づきもせず。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

やっと完結ですね。
ハーレクインシリーズみたいに、3か月くらいで終了するミニシリーズかと思ってたら、
なんと半年に1回という超スローペース。
次がどうなるのか、楽しみでした。happy01
ラストは長女ソーチャ王女と許嫁のレインジャー王子のお話。

ソーチャも大変だったけど、レインジャーもかなりの苦労をしてきたのが
この作品で明らかになります。
自分の浅はかさで国を簒奪者の手に渡してしまうことになっただけでなく、
友の命も奪い取られ、彼の人生観、価値観が大きく変わってしまう経験をしてしまいます。
彼が背負った苦難を思うとつらいのですが、それがなければ甘やかされたぼんぼんのままだったのでしょうね。
そんな経験のゆえに、ソーチャさえ完全に信じることができずに、
自分の正体をふせて、ソーチャとともに旅をし、自分から離れられなくしようと企むのは、
「ちょっとどうよ~~~bearing」と思ってしまいました。

ソーチャはひたすら純真で、その天真爛漫さで人々を惹きつけていく様子がかわいい。
一歩間違えたらおバカっぽいけど、ちゃんとしっかり考えてる部分もあるんです。
そんなソーチャが実は婚約者とも知らず、漁師アルノーに恋をしてしまう。
レインジャーもソーチャの気持ちに気づいたときに、あるいは結婚する前にでも
自分の正体を明かしておけば、そこまで怒らせることもなかったのにね。
男の浅はかさをちょっと感じてしまいました。

ラストシーンの姉妹の再開シーンはぐっweepときました。
気楽な娘時代をともにすることはなかったけれど、
姉妹の絆を感じるシーンでした。


満足度:heart01heart01heart01

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«『富豪一族』シリーズ再読完了!